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執筆者の写真CHIHIRO SHIOZAWA

建築系の人たちの交流

建築系の人たちはどのようなところで交流しているの?

建築士を目指す人からの質問です。


設計事務所の場合は、職場、発注者または施主、施工者、外注先、メーカーの人たちと日々やりとりをしています。共通カテゴリーは『仕事』ですから、何かしら上下関係(上司と部下、仕事を出す側と請ける側)がありますし、ある程度年数をやっているとお付き合いする所は大体決まってきて、そのうち顔見知りの人ばかりになります。


…すると鬱屈した気持ちになった時、「ここではない、どこかへ」となるわけです。私(塩澤)は。


そこで心機一転、”交流”です。


”交流”の目的は、同じような職場環境にいる人を見つけて情報交換したり、プライドから近すぎる人には恥ずかしくて聞けない専門的なことを聞いてみたり、ちょっと踏み込んだ悩みなど相談できそうな人を探したり、あとは単純なリフレッシュだったり。つまり、コミュニティの拡大です。そしてそれがビジネスチャンスに繋がれば言うことありません。


では本題。


建築系の人たちはどのようなところで交流しているのでしょう。

以下、自身の体験や聞いたことを挙げてみます。


①建築士の団体に所属する:身近なところだと2つの大きな団体があります。このような団体に所属して、交流を図るパターンです。特徴はざっくりこんな感じです。


◆(JIA)建築家協会・・・「建築家」とあるように建築設計監理を専業とする職能団体。少し敷居の高い感じですが、数年前に準会員制度ができたそうで、建築家を目指す人であれば入会できます。とはいえ、前職では役員級の方たちが正会員だったイメージです。お声がけ頂きましたが所属には至っていません。正会員は建築設計監理専業かつ一級取得後5年経過が条件とあるので間口は狭め。[JIA 公益社団法人建築家協会


◆建築士会・・・各都道府県にあります。正会員は一級二級関わらず建築士免許があれば入会できるので間口は広め。設備屋さん、植栽屋さん、不動産屋さんなど建築に関わるさまざまな方がいます。

先日こちらの青年委員会オリエンテーションに参加し、皆さん年齢も近いためか楽しい会になりました。子ども向けイベントもけっこう開催しているイメージです。[公益社団法人日本建築士会連合会


各イベントや交流会は自分の世代にあったものを選ぶのがおすすめです。参加者の年齢層が高すぎてあれ?となるパターンもあります。


②建築系イベントや交流会に参加:メーカーさんのPRやSNSなどで情報を仕入れ、応募したら当日行くだけです。簡単ですが、私は新規の知り合いが出来たことはないです。知り合いの方がいたらご挨拶する程度。会終了後さっさと帰ることがほとんどです。


③有名建築家の講演会後の懇親会に参加:②の派生形。現在は、ほとんどがオンラインまたはハイブリット開催ですし、懇親会がないパターンが多くなっています。①の団体が主催する講演会ですと、団体に所属して運営側に入れば関係者打ち上げで仲良くなれるかもしれません。私はやったことありません。


④SNS:Facebook、Instagram、Twitterなどがあります。ここでは瞬発力が求められるTwitterが主戦場でしょう。Twitter上では、建築士に関わらず、建築系のニッチな分野で面白いことをやっている人たちが日々発信しています。オフラインで会うのはハードル高めですが、気軽にコメントやDMが送れます。私もお声がけいただいてオフ会に参加したことがあります。けっこう盛り上がったりします。一回で終わってしまうことがあるので、関係継続のためにはお互いに発信し続けなくてはいけません。


大体こんな感じでしょうか。


他には大学のOB、OG会で新しい出会いがあるかもしれません。(大学間交流も考えられます。)

構造や設備など専門分野の団体もありますよね。また、異業種交流がありますが、今回は建築系の括りですので触れません。


上記以外でも交流の方法がありましたら、教えてくださいね☺コメントよろしくお願いいたします。


最後に。


結局は、「行くか行かないか」です。交流したい気持ちはあるけど…というやつです。

無理して参加しても疲れますし。でも「無理して行って良かった」となることもあります。自分のコンディション次第ですね。

私自身は、コロナ禍で遠ざかっていましたが、今後はまた少しずつ参加していきたいと思います。それもコンディション次第ですが。




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